落とした携帯電話から始まって、最後は裁判離婚。「昨日二回もしたけど腰大丈夫?」

元夫の浮気がわかったのは、出勤前、元夫が私の落としていった携帯電話でした。
もともと浮気なんて疑っていなかったので、携帯を見ようなんて気はありませんでした。
ただ、大事な会議に出かけたはずが、途中から携帯が鳴りまって・・・
当時はまだガラケーで、うるさいので適当にボタンを押したら、
「昨日二回もしたけど腰大丈夫?」
って彼女からのメールでした。
この内容なので、一発で浮気確定です。
しかも
携帯電話にロックをかけていないので、それまでの浮気の経緯がよくわかりました。
「奥様はどんな方なんですか?」
「嫁とは家庭内別居で一言も口を聞いていないんだよ。」
「私ずっと好きだったんです。」
と、ベタな始まり方をしていて、思わず笑ってしまいました。

その携帯電話のメールを、
自分の電話のカメラで撮影しました。
決定的なメールがいっぱいあって手が震えました。
最後に、彼女宛てに、
「妻です。夫が携帯を落としていったので、メールを読ませて頂きました。」
と返信をしました。

その日、強力な台風に見舞われ、
夫が会議に出掛けた先の新幹線も止まってしまいました。
今日はもう顔を見たくない、と思っていたので、
恵の台風、とでも呼びたかったのですが、
なんと、雨にびっしょりになって、深夜に根性で帰ってきました。
帰ってすぐに言った言葉は「携帯どこ!!」です。

シャワーを浴びソファで休む夫は、携帯で頻繁にメールをしていました。
多分、彼女から「奥さんからメールが来た」と告げられ、
2人でどうしようかと話し合っていたのでしょう。
その後のメールの内容はわかりません。

でも翌日、私が作った朝ごはんに手を付けず、夜ご飯も食べずに深夜に帰り、
さらに翌日は、深夜どころか朝帰りです。
小学生の子供達も、朝ご飯を食べてる父親に驚きました。

その日私は、「離婚の仕方」という本を本屋で買いました。

本によると、浮気の証拠は興信所や探偵に写真を撮ってもらう、とのことでした。
でもさすがに、普通の主婦が興信所に足を踏み入れるのは勇気のいること。
まず本人と話し合うことにしました。
とはいえ、浮気がばれた元夫。家では問い詰められるのが怖くて、
文字通り「浴びるように」酒を飲んでしまいます。
酔っぱらった勢いで話し合う時、ノートを開いて話し合いの内容を書いていたのですが、
「彼女との浮気の経緯」と題を書くと、酔っぱらっていたからか、
素直に、いつから付き合い始めてどこでどう関係を持ったか書き出しました。
まぁ、そんなことを知っても当然ながら夫婦の溝は埋まりません。

元夫が彼女の名前や住所を書いたので、まず、彼女へ慰謝料を
請求しましたが、「ATMの使い方がわからない」と言い出したり、
慰謝料を請求します、と直接連絡したら、「どこの医者の料金ですか?」と素で答えるので、
生まれて初めて、馬鹿らしくて腰が抜けるような感じを経験しました。
ATMの使い方がわからない彼女なので、慰謝料は夫の通帳から私の通帳に振り込まれ、
家のお金が動いただけのようにしか見えません。

その頃、申し込んでおいた離婚調停が始まりました。
調停員によると、夫は調停に来る時も酔っぱらっていて、
どうしたいのか全然わからないとのこと。
裁判所まで来ているのだから、キチンとした態度をとるのが常識なのに、
それすらも出来ない恥ずかしい元夫に、もう私の愛情など完全に吹っ飛びました。
ただ、調停が長くなって疲れてきて、友達を頼って弁護士さんを紹介してもらい、
一度弁護士さんと一緒に調停に行きました。
するとそのまま、離婚調停は終わり裁判へ。

離婚裁判となると証拠が必要ですが、
メールを写真で撮ったものと直筆で書いた「彼女との浮気の経緯」という文章で、
浮気が立証されました。