私の不倫は相手の人生を狂わせてしまった。

16歳の頃に人を好きになりました。好きになった相手は32歳年上の私が通っていた高校の教頭先生です。好きよりも憧れの方が強かったのかも知れません。

私には幼少の時から父親がおらず母子家庭で育ちました。しかし母親は仕事一筋で家での手料理というものを食べた記憶はありませんでした。唯一の姉妹である姉は私が中学に入ると同時に家を出ていってしまったのです。

母親が仕事休みの日は男性をアパートに連れ込んではイチャイチャしてまた仕事に出かけるの繰り返しです。テレビの横にお金があって自由にご飯を食べてね、の意味のお金です。愛情に飢えていました。私は中学の不良仲間とつるんで夜中まで遊ぶ日々が続きました。

高校に行ってもやはり不良仲間と一緒に行動することが多かったのですが、その学校の教頭先生との出会いが私の人生を変えました。

いつも気にかけてくれ、本気で叱ってくれる。放課後は忙しいにもかかわらず話し相手になってくれて時には父親役になってくれるような存在でした。

そしていつからか親密になる関係になってしまったのです。心の底からお互い愛していました。私は沢山の無償の愛をあげました。

先生は教頭から教育センターで約2年くらい働き、ある学校の校長先生に昇進しました。

私も社会人になり一人暮らしをし働きだしました。私達の関係は続きましたが付き合い始めて6年が経ち、私は日々積み重ねられてきた嫉妬や家庭を持ちたいという思いが日増しに膨らみ、そして好きな人も出来ました。

先生に思いきって離婚しないのであれば私と別れて欲しいことや、好きな人が出来たことを伝えました。

すると先生は冷静に好きな人の事について聞いてきました。私は彼の年齢や出身高校、同じ会社で働いていることなど色々伝えてしました。

まさかあんな事をするなんて、と後で思いましたが、全てが後の祭りでした。校長という立場を利用し、教職員のつでで彼の事を調べたのです。

彼の高校時代の成績や性格、また住所も調べあげていました。その頃から私に対して脅迫をする日々が続きました。私は怖くなり距離をとりはじめました。

先生は電話やメールで、会わないなら彼の家に過去にホテルで撮った写真を送る、一緒に心中しよう、彼に何があっても知らないよ。などです。

私は毎日送られてくる何通ものメールに疲れ果て、うつ状態になり、ある時睡眠薬を多量摂取し自殺図りました。一命はとりとめましたがそれがきっかけで家族に全て知られてしまいました。

私は虚ろな状態で警察に被害届を出してしまい、先生は警察に脅迫の罪で逮捕されてしまいました。ニュースにも週刊誌にも掲載され、私はひきこもりました。

私が自殺を考えなければ先生は捕まらなかった。被害届を出さなければ。私は後悔の日々を送りながら生活しています。あれから9年経った今もふと思い出す事があります。

先生はちゃんと生活できているのかな、私のことを恨んでいるのかな、私は幸せになっちゃいけないかななど。

探しだして会いたいけど会ってはいけない。ただ今どうしているのだろうと心配になります。

一度は好きになった人であり不倫という形ではあったものの、心は繋がっていたと思います。途中から歯車が狂い、お互いを思いやる心が嫉妬と言う形になってしまい思いのよらない方向に行ってしまった。

不倫をするのは自由ですが、お互いに割り切った心を持つことや、本気で好きであるならば離婚してから再度付き合うと言うけじめも大事だと私は思います。

今年は芸能人の大きな不倫スキャンダルがありましたが、私は同情はしません。

人生は狂ってしまったのかも知れませんが、芸能界という特殊な分野では不倫をしてしまったということを逆手にとって武器にできるからです。

今は精神的にも肉体的にも疲れ果てているかもしれませんが、いつかまたテレビで見れる日を祈っています。そして私も自分を許すことができるような人生を送っていきたいと思います。