興信所の選び方・わかりやすい基準とは?

名探偵のイラスト日本に今、どれだけの数の興信所や探偵事務所があるか知っていますか?

平成27年度末における探偵業者の届出業者数は、5,667件です。案外多いですね。

このなかから調査を依頼する興信所を選ぶとなると、なかなかたいへんな作業です。

はっきり言ってしまいますが、興信所のなかには残念ながら悪質な業者も混じっています。

はじめに説明を受けた金額の何倍もの料金をとられたり、調査内容がいい加減で料金を払う意味がまったくなかったり、調査内容が外部に漏れたりなど、さまざまなトラブルに悩まされることがあります。

もちろん、ほとんどの興信所は探偵業法を守りながら営業をしていますから、悪質な業者はほんの一握りだけです。

それでも、そのような悪質業者に当たってしまえば悲惨ですから、調査を正式に依頼する前に、興信所を見分けることはとても大切です。

また、はじめからだまそうなんて気はなくても、興信所にはそれぞれに調査能力の違いがあります。同じ調査を依頼しても、その結果は興信所によって大きく違ってきます。

満足のいく結果を得られることもあれば、実のある結果が得られず、同じ調査をまた別の興信所に頼む羽目に陥ることもあります。これでは料金が二重にかかってしまうために大損です。

さて、困りました。自分にとって最適な興信所を選ぶには、どうすればよいのでしょうか?

実は、ポイントはふたつだけです。

ひとつは、信用できる興信所を選ぶこと!
もうひとつは、料金でだまされないように気をつけることです。

「そんなことわかってるけど、信用できるかどうかがわからないから困ってるんだよ!」

なんて声が聞こえてきそうですね。おっしゃる通りです。

そこで、信用できる興信所を選ぶための具体的な方法について、詳しく紹介しますので、ご安心を!

料金でだまされないためのテクニックについては、3つの料金システムで詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。

ここでは、信用できる興信所の見分け方について、紹介しましょう。

興信所の選び方:信用できる興信所の見分け方

興信所を見分けるのはなぜ難しいか?

バツを出す女性近所でおいしいラーメン屋さんを見つけるのは、それほど難しくないですよね。

「このあたりで、おいしいラーメン屋さんってどこ?」と友人に聞けば、すぐに答えが返ってくることでしょう。

でも、信用できる興信所を見つけるのは、簡単なことではありません。

その主な理由として、ふたつのことをあげられます。

まずひとつは、興信所を利用した人の絶対数が少ないことです。

常識的に考えて、毎年のように興信所を利用している人なんて、まずいませんよね。一般人であれば、興信所を利用するのは一生に一度あるかないか程度です。

利用経験が少ないために、興信所の良し悪しについての口コミ自体が少ない、という現実があります。

もうひとつは、興信所を利用したことは多くの場合、秘密にされるからです。

これは質問する側にもいえます。近所の井戸端会議で「どこか信頼できる興信所を知らない?」とは、なかなか聞けませんよね。

そんな質問をすればすぐに、「どうしたの?」「なにがあったの?」と、たちまち突っ込まれることでしょう。

答える側にしても、たとえ信頼できる興信所、あるいは悪徳興信所を知っていても、口に出すのははばかられるものです。

「あそこの興信所がいいよ」
「え? どうして?」
「うちも昔、旦那が浮気して調査を頼んだことがあるのよね」

なんて会話には、普通なりませんよね。

興信所を利用したことは、たいていの場合において秘密にするものです。そのことが、悪徳興信所をはびこらせるひとつの原因になっています。

残念ながら興信所の良し悪しについては、口コミを期待できません。

でも、心配はいりません。信用できる興信所を見つけるための、具体的な7つの方法について紹介しましょう。

その1 探偵業の届け出をたしかめる

探偵業への届け出まず、真っ先に確認したいのは、その興信所が探偵業の届け出をきちんと行っているかどうかです。

興信所や探偵事務所のような調査業務を行うには、都道府県に探偵業の届け出をすることが義務づけられています。

少なくとも興信所や探偵事務所などの看板をあげている業者であれば、当然届け出はしているものですが、念には念を入れて確認した方がよいでしょう。

もし、届け出をしていない興信所であれば、その興信所が行う調査はすべて違法になります。つまり、間違いなく悪徳興信所であることがわかりますので、だまされることもなくなります。

では、届け出をしているかどうかを、どうやって調べればよいのでしょうか?

一番簡単なのは、その興信所のホームページを見ることです。ホームページを見れば、探偵業の「届出証明書番号」が明記されているはずです。

ホームページに届出証明書番号の記載がない場合は、直接興信所に問い合わせて聞いてみるとよいでしょう。

あるいは、慎重を期すのであれば、その興信所の所在地にある警察署に問い合わせてみる手もあります。探偵業の届け出は、所在地を管轄している警察署に届け出ることになっているからです。たいていは生活安全課の管轄になります。

きちんと届け出がなされていれば、ひと安心です。探偵業の届け出を行うことで、その興信所は法律の規制を受け、警察の管理下に入ります。

具体的には、事務所に定期的に警察が立ち入り検査に入るようになります。立ち入り検査では重要事項説明書や契約書などの書類のチェックが行われ、法律をきちんと守っているかどうか、従業員の教育は適切に行われているかどうかについて調べられます。

もちろん、違反があれば処罰を受けます。

つまり、探偵業の届け出がなされている興信所であれば、それほど無茶なことはできないってことです。届け出がされていれば、第一段階はクリアです。

しかし、届け出がなされているからといって、それですべて解決するわけではありません。

さらに、次のことをチェックしたほうがよいでしょう。

その2 必ず所在地に行ってみる

興信所のオフィス最近では、興信所を見つけるためにインターネットを利用することが一般的です。

そのため、直接会って打ち合わせる必要がない簡単な調査だと、メールや電話だけで済ませてしまうケースも多いようです。

でも、これは危険です。興信所の信頼度をはかるために、興信所には必ず一度は出向くようにしましょう。

ごくまれにですが、実態のない興信所も存在します。たとえば昔は電話番号として、転送サービスや電話代行サービスを利用している興信所もかなりありました。

問い合わせが入ると、ファミレスや喫茶店を指定して打ち合わせをする興信所もあったのです。

現在では探偵業を営む場合には届け出る義務があるため、事務所の所在地と電話番号をごまかすことはできなくなっています。しかし、古いアパートの一室を事務所所在地として届け出て、実際に事務所として使っているのは別の住所というケースも、わずかにあります。

なにか特別な事情があるのかもしれませんが、このような興信所は疑ってかかった方がよいでしょうね。

もし、打ち合わせ場所として事務所以外の場所を指定された場合は要注意です。ファミレスや喫茶店などを指定された場合は、あやしいと思ったほうがよいでしょう。間違ってもその場で手付金などを払わないでください。

料金だけもって逃げられても、追いかけようがなくなります。

興信所としての実態があるかどうかを、自分の目できちんとたしかめるようにしましょう。

実際に見てみれば、いろいろな情報を取得できるものです。事務所が立派であればよい、というわけではありませんが、少なくとも古いアパートの一室よりは、高級感漂うビジネスビルに入った事務所のほうが信頼できると感じるのは、ごく普通の感覚です。

その3 社歴ついて調べる

聞き込み調査をする興信所の調査員興信所の実績について調べることは、なかなか難しいものがあります。でも、実績をはかるためのひとつの物差しになるものはあります。それは、社歴です。

その興信所がどれだけ長く調査業務を営んでいるかを知ることで、興信所の調査能力についても、ある程度あたりをつけられるようになります。

興信所としての社歴が長ければ、機材にしても調査技術にしても、それなりに優れたものをもっているだろうと推し量ることができます。

これはどんな業種にしてもいえることです。競合が多いなかで長年にわたって営業しているということは、それだけ他よりも優れたノウハウをもっていることの証明になります。

ことに探偵業という特殊な業種になると、どれだけ場数を踏んだのかが大きくものをいいます。テレビドラマを見ていても、新米の刑事とベテランの刑事では、捜査能力に大きな差が出ますよね。

よく「刑事の勘」という言葉を使いますが、調査においても「勘」は重要です。こうした「勘」は場数を踏み、経験を通して身につくものです。

興信所にしても同じことです。毎回毎回、調査の対象となる人物は変わります。人が変われば行動パターンも当然変わってきます。そのため、マニュアルを覚えるだけで的確な調査ができる、なんてことはありえません。

むしろ、マニュアルには載っていない不測の事態が次々と起きることが普通です。そんなときに調査を正しい方向に導くものは、「勘」です。

長年の調査によって培われた経験と勘が、調査の結果を大きく左右します。

社歴がすべてではないものの、興信所の調査能力の高さは社歴に現れるといっても過言ではありません。興信所の社歴をチェックするようにしましょう。

では、どうやって社歴を調べればよいのでしょうか?

社歴を調べるための3つの方法について、紹介しましょう。

興信所の社歴の調べ方

1.ドメインの古さをチェック

社歴のイメージもっとも手軽な方法は、その興信所のホームページにある会社概要の設立年月日をたしかめることです。なかには、会社概要さえ載せていないホームページがありますが、これは問題です。

ただし、当然のことながらホームページ上の記述がほんとかどうかは、たしかではありません。もう一歩踏み込んで調べてみてもよいでしょう。

たとえば、ホームページのドメインを調べてみることです。ドメインはブラウザのURL欄を見ればわかります。

当サイトのURLは、http://koshinjo.net/ です。ドメインは koshinjo.net です。

ドメインの情報を調べるには、ドメイン検索 (Domain AND Whois)のWebページにアクセスしてください。

「ドメイン・IPアドレス」の空欄にドメインのみをコピペして、その右隣にある「ドメイン・IPアドレスSraech!」ボタンをクリックするだけです。

するとページが切り替わり、「ドメイン情報 (Whois)」が表示されます。ドメインに関するいろいろな情報が出てきますが、そのなかの「Creation Date:」の部分が、ドメインを取得した年月日です。

ドメインの取得年月日を知ることで、興信所のホームページがいつ頃スタートしたのかを知ることができます。

会社概要の社歴は長いのに、ドメインの取得年月日が最近の場合は、やや注意です。

もっとも、ほんとうに社歴は長いけれども、ホームページをもったのは最近だったり、以前は異なるドメインで運用していたこともありますから、絶対の基準ではありません。あくまで参考程度です。

2.登記簿謄本をチェック

また、興信所が有限や株式など法人化している場合は、商業登記簿謄本を取り寄せて、設立年月日を確認すれば確実です。商業登記簿謄本はオンラインでも取り寄せられます。

法務省のホームページにある「オンラインによる登記事項証明書及び印鑑証明書の交付請求について(商業・法人関係)」に詳しい手順が載っていますので、参考にしてください。

すべての興信所が法人化されているわけではありませんが、法人化されていれば信用度が増すと考えてよいでしょう。法人化されており、営業年数が長ければ「鬼に金棒」です。

多少の料金を払ってでも社歴をはじめ、もっと様々な企業情報を知りたいときには、企業信用データベースを利用する手もあります。これについては後ほど詳しく説明します。

3.探偵業の届出証明書をチェック

もうひとつの確実な方法は、探偵業の届出証明書を見ることです。届出証明書をホームページに載せている興信所は少ないため、事務所に行ったときに見せてもらうとよいでしょう。

興信所の無料相談会の様子そこまでは……と、尻込みする必要はありません。届出証明書は法律により、依頼人にわかるように提示することが義務づけられています。

ですから届出証明書は、本来こちらが請求しなくても、興信所の側から見せなくてはいけないものです。遠慮せず、「届出証明書を見せてください」と堂々と言ってください。興信所がこれを拒むことは許されません。

届出証明書には、届出が受理された日付が記載されています。しかし、探偵業法が施行されたのが2007年のため、それ以前から営業していた興信所の場合でも、届出証明書の日付は2007年になってしまうことに注意してください。

社歴についてのまとめ

なお、社歴が浅いからと言って、それだけで調査能力が低いわけではありませんので、誤解しないでくださいね。

たとえば、探偵業を何十年も続けていた人が、独立して自分で興信所を立ち上げたような場合は、社歴は浅いものの調査にかけてはベテランであり、調査能力についても十分に信用できることになります。

興信所の良し悪しを見分ける上で社歴は大切ですが、実際に調査に当たるスタッフの経歴についても考慮するとよいでしょう。

その4 契約書を交わすこと

興信所のスタッフによる説明興信所に調査を依頼する際には、必ず契約書を交わすようにしてください。なぜなら、探偵業法により、契約書を交わすことが義務づけられているからです。

実は探偵業法が施行される前までは、契約書を交わさない業者は数多くいました。それは依頼人の希望でもあったからです。

調査の内容によっては、依頼人にしても身元を明かしたくないという事情があったのです。そのため、十分な説明がないまま、契約書を交わすこともなく調査に入ることもありました。

それでもトラブルが起きなければよいのですが、調査が終わると、はじめに説明を受けた料金よりもはるかに高い料金を請求されたり、依頼した調査がまともになされていないなど、困った事態に陥ることもあります。

口頭による説明だけでは、両者の間に思い違いがあるのも致し方ないという面もあります。

そうしたトラブルが起きたときに正式な契約書がないと、ほとんどのケースで泣き寝入りすることになってしまいます。

契約書はきちんと交わすようにしましょう。

契約書を交わすことなく調査に入るような興信所であれば、さっさと他の興信所をあたったほうがよいでしょう。契約書を交わすという基本的な法律を守れないような興信所では、まともな調査をとてもではありませんが期待できません。

だからといって、ろくな説明もないままに、契約書を先に交わそうとするような興信所もアウトです。

興信所スタッフによる重要事項の説明探偵業法では、契約前に「重要事項の説明」を行うことが義務づけられています。料金について、調査方法について、なにをもって成功とするのかなど、契約前に説明を受けておくべき重要事項はいろいろとあります。

こうした説明をおざなりにして、「調査委任契約書」を交わすことばかりをすすめてくる興信所であれば、要注意です。

きちんとした説明を受け、十分に納得しない限りは、契約を交わす必要はまったくありません。なかには早く契約書を交わそうと脅迫めいた言葉を吐く興信所もあるようですが、そんなときは早めに席を立った方がよいでしょう。

よくあるのが「無料カウンセリング」をうたっておきながら、いざ相談に行ってみると、興信所のシステムや料金体系について説明するばかりで、こちらの悩みについての相談にはまったく耳を貸してくれないケースです。

もちろん「無料カウンセリング」が営業のためのツールであることはわかりますが、それがあまりにも前面に出すぎて、契約をせかされては本末転倒です。

無料カウンセリングの際には、相談員の人柄についても、よく観察するとよいでしょう。

じっくりと説明を聞いた上で、納得できたら契約するというスタンスは崩さないようにしましょう。

なお、契約を交わす際には下記の記事を参考にしてください。
興信所と契約書を交わす際にチェックすべきこと!

その5 調査方法をしっかり聞く

計画から行動までのイメージ図依頼した件に対して、その興信所では具体的にどのように調査をすすめるのかを、じっくりと聞きましょう。

説明を聞いて疑問に思うことがあれば、遠慮なくどんどん質問するべきです。

たとえば「尾行する」と説明されのであれば、いつ頃何時にどこで行うのか、何人で行うのか、おおよそ何時間ほどかけるのか、暗い場所でも撮影できるのか、どのような機材で撮影を行うのか等々、具体的にどんどん質問をした方がよいです。

機材の説明をされても素人にはわからないことが多いと思いますが、大切なのは興信所側できちんと丁寧に答えられるかどうかです。あいまいにごまかすようであれば、興信所の調査能力を疑った方がよいでしょう。

担当者でわからないのであれば、調査責任者を呼んでもらって、納得がいくまで聞いてください。相手に誠意があるかどうかは、質問に対する答え方でわかるものです。

誠意が感じられないのであれば、他の興信所を当たった方がよいでしょう。

調査報告書について確認すること

OKと合図する女性調査報告書の内容についても、しっかりと聞いてください。

たとえば浮気調査の際、悪質な興信所になると、電話でひとこと「浮気はしていませんでした」で調査終了となる場合もあります。

百万円近い調査料を払って、ひとことで済ませられたのでは、納得できるはずがありません。

調査の結果、浮気をしている証拠が見つからない場合も当然あるでしょう。でも、そうした場合であっても、きちんとした興信所であれば、調査の過程を詳細に報告した調査報告書を提出するのが当たり前です。

調査報告書の内容は事前に確認しておきましょう。

調査報告書のサンプルを見せてもらう

調査報告書について確認するには、できれば、その興信所の調査報告書を実際に見せてもらうのが一番です。

ただし、守秘義務の関係がありますから、本物を見せてもらうことはできないでしょう。興信所によっては調査報告書のサンプルを用意しているところもありますから、サンプルだけでも見せてもらうようにしてください。

その際、ふたつのことチェックするだけでも、その興信所の調査能力を推し量ることができます。

ひとつは、できるだけ具体的に報告されていることです。

×「新宿駅前の喫茶店で密会」
○「新宿駅前にある喫茶店ルノアールの二階席で密会」

上記のどちらの報告書のほうが調査能力が高いかは、説明するまでもないでしょう。

もうひとつは、客観的に報告されていることです。

×「三本目のタバコを捨て、しきりに周囲を見回している。浮気相手がなかなか現れないため気になるのだろう」
○「三本目のタバコを捨て、しきりに周囲を見回している」

調査員の勝手な主観は、調査報告書には不要です。大切なのは客観的な事実だけです。

主観が多い調査報告書は、それだけで調査能力が低いことを表しています。

ここでも、不明なことがあれば、どんどん質問を入れてください。

その6 興信所を調査する

パソコンを前に喜ぶ女性金を払って調査を依頼するからには、こちらでもできる限り興信所の調査を行いましょう。素人には無理と、あきらめる必要はありません。

素人でも簡単に興信所の調査が行える、2つの方法について紹介します。

企業信用データベースの利用

興信所が法人であれば、企業信用データベースを利用するのがもっとも簡単です。無料ではありませんが、おおよそ二千円以内で詳細な企業情報をインターネットから、驚くほど簡単に入手できます。

たとえば、niftyビジネスです。ここのホームページに行って企業名を入力するだけで、帝国データバンク・東京商工リサーチなどの専門調査会社による調査レポートを、手早く入手できます。
niftyビジネス 企業・信用情報

情報入手には700円~1,600円かかりますが、興信所に払う料金を考えれば安いものです。

得られる情報も深く、会社の代表者から役員の情報・従業員数・主要取引先・過去の売り上げや営業利益などをたしかめることができます。

こうした情報を確認するだけでも、その興信所の経営状態を把握できます。もっとも興信所という業種ですから、ほとんどの法人の営業規模は小さなものです。ですから、営業規模については気にかけなくても大丈夫です。

情報を入手した後にやっていただきたいことは、興信所のホームページの会社概要とデータとを見比べることです。多少の相違は仕方ないとしても、あまりにも情報に違いがあるようなら注意した方がよいでしょう。

たとえばホームページ上には従業員100名と書かれているのに、企業信用データベースの情報では10名となっているような場合は、要注意です。

新聞社のデータベースを利用

次に、過去にトラブルがなかったか、訴訟にまで発展した事件があるかどうかを、ネットで調べてみるとよいでしょう。Google検索を使ってもよいのですが、余計な情報が山のように出てくることが多いため、ポイントを絞りきれないことのほうが多いと思います。

ここでもはやり、有料サービスを使った方が手っ取り早く求める情報を入手できます。多くの大手新聞社、あるいは地方新聞社では、データベースを有料で利用できるサービスを行っています。

多少の料金はかかりますが、それほど高いものではありません。

新聞社のデータベースを使って、興信所の屋号や代表者の氏名などを打ち込んで検索してみましょう。なんらかの事件にかかわっている場合は、情報が出てきます。

訴訟になっている場合には、裁判の結果についても検索できますから、かなり詳細な情報を入手できます。

素人でもインターネットにつながる環境さえあれば、これらのことは簡単に実行できます。無料で調べようと思えばテクニックが必要になりますが、多少の料金を払いさえすれば、誰でも簡単にほしい情報を引き出すことができます。

ネットを有効に使って、興信所の調査を行ってみてください。きっと、転ばぬ先の杖になることでしょう。

その7 ホームページをよく見ること

パソコンでホームページを確認現在では、興信所にとってもっとも重要な営業ツールはホームページです。興信所を訪れる人の大多数は、ホームページを見て問い合わせています。

それだけに、ホームページには興信所のありのままの実態が、案外浮き彫りにされるものです。

ここでは興信所のホームページから、興信所が信用できるかどうかを判断する3つの方法について紹介しますね。

誇大表現がないかをチェック

まずは、ホームページに誇大表現がないかをチェックしましょう。

たとえば……。

「30年間でクレーム・ゼロ件!」
「成功率100%!」

こんな極端な表現があった場合は、気をつけた方がよいです。

どんな業種であれ、実際に何十年も営業していてクレームがまったくないとは、常識的に見て考えられません。たとえ、こちらに非がなくても、クレームを付けてくる人は世の中にはかなりいます。

成功率100%も、ありえません。

このように、一般常識に照らし合わせて、おかしいと思う表現が使われているようであれば、その興信所は避けたほうが賢明です。

「自社にとって有利になるなら、お客さんでも平気でだまします」と宣言しているも同然だからです。これはまさに、悪徳業者の手口です。

不適切な言葉がないかをチェック

腕を交差させてバツ出しをする女性同様に、不適切な言葉を使っている興信所があれば、やはりまともな興信所とはいえません。

たとえば、「別れさせ屋・別れさせ工作・縁切り工作・復讐代行・仕返し屋・出会い工作・復縁工作・発信器設置・盗聴請負」などです。

別れさせ屋や復讐代行は一時流行りましたが、過去には迷惑行為にあたるとして有罪判決が下っています。その際、依頼主も罪に問われるケースがありました。安易に依頼をすると、法的に責任を問われる可能性がありますから、手を出すべきではありません。

興信所であれば、当然その程度の知識はあるはずです。それにもかかわらず、ホームページにそのような言葉を載せているようでは、まともな興信所でないことがはっきりわかります。

発信器設置や盗聴には法的な問題があるため、少なくとも不特定多数の人が目にするホームページ上に掲げるものではありません。

不適切な言葉が使われている興信所のホームページは、さっさと閉じた方が賢明です。

業界団体に加盟しているかをチェック

チェックを忘れずに、とジェスチャーする女性また、ホームページには業界団体に加盟していることが明記されている興信所もあります。

もっとも有名な団体は「一般社団法人 日本調査業協会」です。その他にも「内閣総理大臣認可法人 全国調査業協同組合」や「一般社団法人 日本探偵興信所協会」なども名が知られています。

こうした団体に加盟している興信所であれば、それなりに信用度が増します。もちろん任意団体のため、加盟するかどうかは興信所によって異なります。加盟していないからといって怪しいなんてことはありません。

しかし、こうした団体に加盟していると、その興信所となにかのトラブルで揉めた際に、一般消費者から団体に苦情や相談を寄せられるところもあります。

ですから、少なくともどこにも加盟していない興信所よりは、有名団体に加盟している興信所のほうが安心度は高まります。

ただし、これを逆手にとる悪徳業者もありますので注意してください。よくあるのは、適当な団体名を作り、その団体の会長を務めているとホームページ上で宣伝する手口です。

実は一般社団法人を作るのはとても簡単です。成人2名の発起人のみで、特別な審査もなく設立できます。

一般社団法人としての設立が認められると、「一般社団法人○○○協会は、内閣総理大臣の許可を受け、警視庁を監督官庁とする日本で唯一全国組織として公認された法人です」といった文言を掲げることさえできます。

法的な規制がないため、一般社団法人を作り、全国組織であるなどと表記しても罪にならないのです。

怒って指さす女性でも、これを見破るのは実は簡単です。

その団体名でネット検索をかければ、すぐにわかります。その団体名で他にも多くの興信所が表示されるようであれば、本物といえます。

逆に、表示される興信所が極端に少ないようであれば、実態のない団体である可能性が高いと考えられます。

あまり目にしたことがない団体名があったときには、検索をかけるようにしてください。わずかな手間をかけるだけで、悪徳業者に引っかかることを防げます。

興信所の選び方のまとめ

ここまで、興信所の信用度をはかるための7つの方法について紹介してきました。だまされたと後で悔しい思いをしないためにも、ちょっとの手間を惜しまず、ぜひ実行してみてくださいね。

その1 探偵業の届け出をたしかめること
その2 必ず所在地に行ってみること
その3 社歴ついて調べること
その4 必ず契約書を交わすこと
その5 調査方法をしっかり聞くこと
その6 興信所を調査すること
その7 ホームページをよく見ること

【厳選】本当に信頼できる興信所はここ!



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