私の以前付き合っていた彼氏は、とっても浮気性でした。
でも、そんな彼でしたが、私は大好きで、結局4年ほどおつきあいをしていました。
ある日を境に、なんだか彼の態度がおかしかったんです。
トイレに行く時にも自分の携帯を離さず、お風呂に行く前にもわざわざパスワードをかけたかどうか、
確認していく始末。(笑)
ある意味わかりやすいなあ・・・と思いながら、私は浮気を疑っていたわけです。
そんなある日、彼氏が1時間ほど外出をする機会がありました。
たまたま、彼氏が出ていったあとに彼の部屋で待っていると、なんと彼は携帯を忘れていっていたのです。
外出の用事の内容は知っていたので、携帯をわざわざ取りに帰ってくることはない、とわかっていた私は、
迷わず彼の携帯を手にとりました。
これまたガードの甘いことに、なんと彼はその時に限って、パスワードをかけ忘れて行っていたのです!
っというわけで、私は彼の携帯をなんなく開くことができました。
いけないいけない・・・と思いつつも、浮気を疑う私を止められるものは何もなく。
私は彼の携帯のやりとりを盗み見しました。
何もないなら良いのですが、多分何かあるだろう・・・という予感を持ちつつ。
その予感は的中。
彼は複数の女子とたくさんのメールのやりとりをしていました。
メールのやりとりだけならまだしも、なんと信じられないことに、いわゆる出会い系サイトなるものにもたいくつか登録していることが発覚。
しかも、プロフ欄には「彼女はしばらくいない」なんて大嘘を書いている始末。
もう、手に負えません。
また、その中の何人かとは、実際に会う約束をしていたり、2人ほどとはすでに会った事があるようでした。
「明日は仕事だから会えない」と私に言っていた日のメールには、
「今日は楽しかったね、またあのホテルに行こうね」と女の子からメールがきていました。
さすがに、ショックが大きかったです。
用事から帰ってきた彼は、私が重大な事実に気づいてしまったことも知らず、いつものように私に接してきました。
私も、盗み見をしたことに対する後ろめたさがあり、何も咎めず、いつも通り過ごしてました。
そんなことがあってから、彼をどうしても信じることができず、彼が仕事で会えないと言ってくる日には、どうせ誰か女の子と一緒にいるのだろうと想像して、泣いたりしていました。
ある日、彼にささやかな復讐をしてやろうと思い、ある計画を思いつきました。
私は、彼が登録していた出会い系サイトに、偽名や別人の写真を使って、登録しました。
それも、きっと彼好みであろう写真を選んで(笑)
案の定、その日のうちに彼が食いついてきました。
私は内心寂しく思いながらも、してやったり、という複雑な気持ち。
でも、これは復讐なのです。ぎゃふんと言わせてやらなければ。
私は、彼が好きであろうタイプの仮想の女子として、彼と数日メールをやりとりしました。
「今度、実際に会ってみない?」
そんな風に彼が言ってきても、「まだ会うには早いよー」なんてうまくはぐらかしたりしながら。
ええ、男性がメールを送るには課金をしなければいないことなんて知っていました、もちろん(笑)
そして、たくさん彼をメロメロにしたあと、こうメールを送ったのです。
「◯◯というカフェに行きたいな」
そこは私がバイトしている店のうちの一つ。
もちろん彼は私に聞いてきました。
「今度、お前が働いているカフェに行きたいけど、この日って居る?」
もちろん私は、その日はシフトが入っていないと伝えました。
そしてその決戦の日。
こっそりそのカフェの近くにみに行くと、浮かれた顔の彼氏がそこにいました。
約束の時間を20分ほど過ぎたところで、私は
「あれー?なにしてるの?」
と偶然を装って登場。
当然彼は慌てふためきます。
そして、私はそのままお手洗いに行き、架空の彼女のフリをして
「遅れてごめんね、もうすぐ着くよ」というメール(笑)
そのあとのことは・・・ご想像におまかせします。