探偵によって全てが明らかになり自分の決意が固まり、失ったもの。

興信所や探偵といえば、はじめに浮気.不倫調査がイメージされるのではないかと思います。

私もまずそんな見解になると思います。
自分の知識や行動範囲では不可能なこと、
他人様にでないと頼めない調査。

私の学生時代の先輩も探偵をしていたという人がいました。その頃はなんだか人の秘密を知れるような、正義を見いだす仕事ではないのかなと興味深々でしたが。

本当はもっともっと深いものだったような感覚でした。

誰かの為に誰かを犠牲にしたり。
本当の正義になったりもするのでしょう。

依頼人はとてもその何かに対して熱意を持って探偵に依頼してくるのです。

どうしても知りたいこと。
どうしても調査して欲しいことを自分の日常や心境をもさらけ出して。

そんな熱意に応えるべく探偵は依頼人の為に徹底して調べるのです。

ある例を挙げます。

探偵に依頼してきたある若い男性。
妻がなにやら最近怪しいので調査をお願いしたいとのこと。
聞けばその2人の夫婦には1人の子供もいるそうですが夜な夜な妻は友達と遊びに行くと言い残して出かけたり、休みの日にも家をあける日もしばしば。

優しい男性も最初はそんな行動にも対応していたようですが、やはり現状は悪化していくばかり。

そして遂に決意し探偵に調査の依頼をしに行ったのです。

もちろんそれなりの費用もかかるのでしょうから、生半可な気持ちではありませんよね。

何日もかけて、丁寧かつ柔軟に
探偵による調査は進みました。

そしてその報告は随時更新され、
日々増していくのでした。

いつも言い訳して出かけていたその相手は
友人でもなんでもなく不倫相手だったのです。

ラブホテルなんかに入って行く証拠写真がばっちり撮れた瞬間は、
依頼人の気持ちを考えて少しだけでも躊躇したりもするのでしょうか。
それとも仕事として割り切り決定的瞬間のときを喜ぶのでしょうか。

私自身はきっとそんな人の黒い部分ばかりを見ることに絶望するのではないかと思います。

そしてその男性は離婚を決意し、
信じていた妻と子供をも失います。

みなさんならどうするのでしょうか。
探偵に依頼しに行くまでの心境だとほぼ黒なのかなと私自身は思いますが、
それでもはっきりとした証拠を揃えることは自身の気持ち的にも難しいことなのでしょう。

親しい友人に相談もできない。
ましてや調べることなんて誰に頼めば良いかもわからない。

その男性は依頼して、
人生が変わり、それから不幸だったと思いますか?
知らない方が幸せなこともあるのでしょうか。

いいえ、
この男性はそれからしばらくは落ち込み塞ぎこみましたが、
周りの友人たちにも支えられ、
不安でいっぱいだった日々からも解放。

まさに第二の人生を歩みはじめたのです。

そしてそれから2年の月日が流れ
新しいパートナーとも出会い、めでたく夫婦となったそうです。

今度こそ心から信じれる相手。
過去があったからこそ出会え相手。

何よりも幸せな瞬間だったことでしょう。

あの時探偵によって全てが明らかになり自分の決意が固まり、失ったもの。

そのおかげで真のパートナーと出会え運命。

そう思うと探偵という仕事はやはり
夢と希望のある仕事なのではないでしょうか。

知れないことを教えてくれる。
現実を見せてくれる。

ある時は過酷でつらく受け入れたくない現実。
ある時は安堵と希望に満ちた現実。

どんなことがあっても依頼人に忠実に報告をしなければいけない。

私の身近な人はこんな事を言っていたのを思い出しました。

もし依頼人の相手が黒だったとき、
その調査対象の相手に全てを話して多額の請求をしそれに応じた場合は
依頼人にはなにもなく真っ白だったと報告するのはどうかと。

なんとも恐ろしい。

お金儲けだけの探偵であり、
そもそも法律違反なのでしょうけどね。

そんな考えをしている人もいるという話であり、実在はしないです。
そうであってほしいです。

しかしこの場合は結果的には幸せになるのでしょうか?

探偵という仕事は、
良くも悪くも案外私達の身近な存在なのかもしれませんね。

不安が募る日々から抜け出したいときの最終手段。
そしてその後に必ず幸せになれることを信じて