夫の浮気で興信所を利用した私の友人の話です。ある日夫の浮気を疑っていると悩みを打ち明けられました。

友人の夫は公務員で、私も友人の家に行ったときに1度会ったことがあるのですが、温厚で子煩悩な印象の方でした。その友人から、ある日夫の浮気を疑っていると悩みを打ち明けられました。友人は、数ヶ月前から夫の言動を怪しいと思い、自身のスケジュール帳に、夫の出勤時間や帰宅時間、出張日程について詳細にメモをしていたのです。

友人は、そのスケジュール帳を夫につきつけ説明を求めましたが、仕事なんだから仕方がないだろう!の一点張りで、少しも詳細を説明しようとしてくれなかったと言います。その態度からいよいよ夫に対する不信感を強くし、興信所に依頼することを決めたと話してくれました。

その後、友人は都内にある興信所と契約をし、調査スタッフの業務範囲やこんな場合はどこまで調査するか等の詳細をざっくりと取り決めたそうです。数日が過ぎた頃、春休みであったこともあり、友人が子供を連れて実家に帰って様子を見ると言うことになったそうです。お父様の体調があまり良くなかったこともあり、その手伝いも兼ねて数日帰ると夫に告げたようでした。すると夫が次の日に、こんなことを言い出しました。友人が実家に帰る日に自分も友達と遠出をしようと思うと言い出したのです。友人はまさかと思いながらそのことを興信所に知らせところ、その日は夫の方を先に外出させて、友人に家を出た時間を知らせるようにと言われたと言います。

当日、友人はその通りにして、夫が家を出ると同時に興信所に連絡をしたそうです。少しドキドキしながらも自分も家を出る準備をしていたところ、興信所から、夫が東京駅で女性と合流し新幹線売り場でチケット買っているところだという連絡が入ったそうです。調査スタッフから、行き先はまだわからないが、新幹線に乗った場合追跡して良いかどうかの確認が入っているとのことでした。友人は、事前にお願いはしていたものの、動揺しながらもとっさにお願いします!と叫んでいたそうです。その後しばらく連絡がなく、友人が実家についた夜になって知らされた内容は、「調査スタッフは、京都にいます。対象者2名は京都でホテルに宿泊するようなので、興信所のスタッフ2名も近くに宿泊し、翌早朝から調査を開始します。」というものでした。

数日後に興信所から友人に連絡があり、調査書をもらい支払いをしたそうです。調査書には、まるでドラマのワンシーンを見るような、夫が見知らぬ女性と手をつないで京都観光をする様子や、京都のホテルの一室へ2人で入る様子など、はっきりとわかる何枚もの写真が載っていました。私も友人に見せてもらいましたが、こんなに整然と時間を追って、場所ごとにしかもはっきり顔も動作もわかる写真が撮れるなんて、さすがプロだと変なところに感心したのを覚えています。

友人はその調査書の存在を夫に隠して、話し合いをしようとしましたが、君の考えすぎとうそぶかれて浮気を認めず、話し合いにならなかったそうです。そこで、友人はその浮気相手に謝ってほしいと考え彼女を呼び出したところ、逆に弁護士をつけて文句を言われてしまったそうです。いよいよ頭にきた友人は、その彼女相手に裁判所に訴訟をおこすことになりました。その時に揺るぎない証拠として役に立ったのが、興信所の調査書だったと言います。2人の顔も、親密に手をつなぐ様子も、またホテルの部屋のドアの前の様子まで、すべてがはっきりとさらされており、「自分は嫌だったが、職場の先輩からしつこく誘われ断れなかった。」という浮気相手の主張が、まったく事実でないことは多くの人にわかってもらえたと友人は言っていました。

結局友人は夫と離婚して、現在子供を連れて実家で暮らしています。友人は私に調査書を見せてくれた時、「興信所に頼もうと考えた時に、一番ためらったのは費用のことだった。独身時代の貯金を使ってしまったけど、多少高額でも信頼できる興信所に頼んだからこそ、こんな調査書が手に入ったと思う。」と言っていました。

私も、自分に経験がないので他の興信所のことはわかりませんが、一連のスムースな調査の流れといい、機を逃さない的確さといい、やはり友人が言うことにも一理あるのかなと思っています。