興信所のルーツは何?
住宅地など街中に貼られている探偵社の広告ポスター、見たことありますか?
なぜか家と家の間のすき間とか、そんなところに貼って効果あるのかな、と思うようなところにあります。
目立つんだか目立たないんだか、わからないような場所に貼ってあることが多いと感じます。
心理的に意味のある貼り方なのかな、と考えたりしますがどうなんでしょう…。
探偵社というと、人を探してもらったり、素行の調査をしてもらう時に利用するイメージがあります。
その点では、興信所も調査してもらうところですよね。
そうすると、『探偵社』と『興信所』の違いは何でしょうか?
民間の興信所の始まりは、明治時代に作られた「帝国興信所」だそうです。
「帝国興信所」って何か聞いたことがある名称です。
そうですね、今現在の「帝国データバンク」です。
国内では最大級の企業情報データベースを持ち、企業の信用調査を専門に行う帝国データバンクです。
探偵社と興信所に決定的な差はあるの?
興信所は企業の信用調査を主に行い、調査の流れから探偵として個人の人探しや素行調査を請け負っていたのが主に探偵社です。
そういった区分が明確でないにしろありましたが、現在では、探偵社も興信所も企業・個人の区別なく、どのような調査内容も行うところがほとんどです。
探偵社、興信所の名称による区別は無いというのが現状です。
ただ、名称に関係なく、総合的に調査を請け負うところ、何かの調査を専門としているところ、という違いはあります。
例えば、『株式会社 MR』は、「総合探偵社・興信所」となっています。
もし、探偵社や興信所を利用する際は、名称に関係なく行っている調査内容で判断すればいいんですね。
興信所の元々の役割とは?
「この悩みどっちに相談すればいいの?」
興信所と探偵事務所とどちらがいいのか迷っている人が多いと思います。
名前が違うくらいですから、きっと依頼するもののカテゴリーが違うのではないかと考えられます。
興信所と探偵事務所の違いを知らない人は損をする、そんなことがあるのでしょうか。
実は、興信所と探偵時事務所はまったく同じものだと考えてもよいです。
昔は意味が違いましたが、最近はどちらも事業の幅を広げて、すべての案件を受け持つようになりました。
昔は、興信所と言えば、経済関連の案件を取り扱うところでした。
たとえば企業間の調査が興信所に依頼する案件ということになっていました。
探偵事務所は、わたしたちが良く知る身辺調査、浮気調査などの社会的な調査をしていました。
依頼するならどっちを選べばいいの?
強いてこの二つの違いをあげるなら、興信所が派遣型というところでしょうか。
探偵の総合商社と言ったらいいのでしょうか。
全国に探偵を配置していて、依頼があればその地域で活動してもらうようなものです。
探偵事務所は、個人で営んでいるところが多く、従業員はせいぜい3~4人といったところが多いです。
ただ、現在ではこの二つは一緒くたにされていることが多く、違いは全くないといっても良いです。
現在では、興信所も探偵事務所も中身は同じなので、トータルで見て良い業者を選ぶというのがポイントになります。
興信所ばかりに目を向けていたのなら、探偵事務所に目を向けていってもよいと思います。
探偵事務所や興信所に関する素朴な疑問と言えば?
探偵の仕事って、社会の役に立っている部分もあるし、依頼を受けて調査をするということに惹かれる場合もあります。
地道に何かを調べるのは苦痛ではないし、根気よく物事に取り組むことについて自信があるという方もいます。
そういった思いから、探偵という仕事に就きたいと希望する方もいらっしゃいます。
いきなり探偵の仕事ができるわけではないので、まずはどこかに就職しようと考えた時、疑問にぶつかるんではないでしょうか。
『探偵事務所』と『興信所』は何の違いがあるんでしょう?
どちらもよく聞く言葉です。
「探偵事務所の人?」とか「興信所から来ました」とか、そんなセリフ2時間ドラマではよく耳にします。
耳にはしていますが、違いを考えたことはないか、あるいはどちらも同じだと思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
実際には大きな差はないの?
結論からいいますと、実情は、どちらも同じです。
明確な基準というものはありませんので、成り立ちから、探偵事務所は個人の依頼を受けて調査し、興信所は法人の依頼で調査するという考え方もあります。
調べる内容も、個人からの依頼を受ける探偵事務所は、素行調査や人探しなど社会関連。
企業から依頼を受ける興信所は、企業の信用調査が主になります。
ただ現状は、総合探偵事務所、あるいは総合興信所のように、個人・法人関係なく調査依頼を受けたり、調査内容も多岐にわたって行うところも多いので、両者同じと考えて差し支えありません。
就職先として考えるなら、名称に関係なく業務内容で検討するといいですね。