会社勤めしている頃から、男性というのは浮気をしている時になぜか自慢したがる人が多いように思います。
もちろん「社内不倫」でない場合に限りましたが。。。そのような自慢話を聞いていると、やはり「浮気は浮気でしかないのだなぁ」と思わされることがしばしばです。
なので、私自身は夫が浮気していたら「厭な気分」には思いっきりなるとは思いますが、それでも「自分が相手の女性に負けた」とは思わないと思います。
なぜなら、浮気をしている旦那さん達は今ある生活を捨てる覚悟の愛を探求しているのではなく、あくまで「愉しむため」「自分自身の男としての魅力を再確認するため」
に浮気しているに過ぎないと、これまで何人からの浮気者(男性)から学んできたからです。
そんな考えの私のもとに、息子(2歳)のママ友の「旦那の浮気疑惑」がもたらされました。
とっても明るく元気な人だったのですが、ある時から随分暗い顔をしてこどもの集まりの場所でも一番仲の良いママとヒソヒソ話をしているなとは思っていたのですが、とうとうその二人での相談では底をついたのか、こちらに相談が回ってきました。
「浮気しているのは確実。次は出張で2泊してくるといっているけど、絶対に女と一緒っぽい」というのです。わたしからのアドバイスは超シンプルでした。
「事実を見つけたら離婚!」と思っているのならとことん調べる。
結婚生活を続けたいなら、愚痴を一杯ここで吐き出して旦那の前では普段通り+いつもよりちょっと良い奥様になっておく。どちらかよ。と。
彼女はなんだか納得いかないという顔をしていましたが、その3ヶ月後には暗い顔はどこへやら。
旦那さんがえらく家族サービスに精を出してくれるようになったと喜んでいました。やっぱり浮気は浮気。
本気になって去っていくことはほぼゼロに近い・・・という持論がさらに確立されました。
産後クライシスからの夫の浮気発覚
出産後二年ほどが経過した今年の春のことです。
私と夫は、もう男女の関係という感じではなく、すっかりパパとママ、家族としての関係になっていました。
同じ寝室で寝ていても、真ん中に子供を挟んで眠るので、近くに寄ることもありませんでした。
二歳近くになるというのに、我が家の子供はまだ尚、夜泣きをしていたので睡眠不足になることもしばしばあり、仕事と家事育児を一人で行っていた私は、すっかり疲れ果てて夫との関係まで気が回りませんでした。
正直に言えば、夫が夫婦生活を求めていそうな気配を感じることはありましたが、面倒臭さが先に立ち気がつかないふりをしていたのです。
それでも私たち夫婦は上手く行っていると思っていました。
ある日の夜、夫と共通の友人から電話が来ました。
夫はまだ仕事から帰ってきていませんでした。
ちょうど少し前に、今日は遅くなると、夫からメールをもらったばかりでした。
友人からの電話に出ると、始めは当たり障りのない話題が続き、しばらくしてから唐突に友人が言ったのです。
言おうか悩んだけれど、あなたの旦那さん、もしかしたら浮気しているかもしれない。
あまりに突然のことで、私は頭が真っ白になりました。
全くもって心当たりがありませんでした。
いつも優しくて、仕事に一生懸命で、子供を可愛がってくれている夫が浮気?
まさかあの人に限って、という思いでいっぱいでした。
私に嘘がつけなくて、何でも顔に出てしまうような人なのに。
結論から言うと、夫は浮気をしていました。
一度きりの関係だったそうですが、私はその行為よりも、夫が私に嘘をついたことが、とてもショックでした。
夫は沢山謝ってくれましたし、今まで以上に私のことを大切にしてくれています。
子供もパパが大好きです。
ふとしたときに、あの時のことを思い出し急に泣いてしまう夜もあります。
ですが、私は夫を共に生きることを選びました。
なぜと聞かれると明確な答えは、まだ見つかっていないのですが、いつかきっと、これで良かったと思えるようになればいいなと思っています。